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平和音楽祭2010 平和宣言

ページID:0001323 更新日:2025年2月3日更新 印刷ページ表示

平和の邦からのメッセージ

昔(んかし)、海(うみ)ぬ彼方(あがた)ニレーカネーから、御神々(うかみがみ)ぬ、うちぇーんそーち、御作(うちゅく)いに、なみそーちゃんでぃち、言(いや)っとーいびーる、くま、うちなぁ。
青(おー)ってーんし澄(し)どーいびーる南(ふぇー)ぬ海(うみ)ぬ風(かじ)とぅ、てぃだぬ光(ひかり)んかい抱(だ)かってぃ浮上(うちゃ)がゆる島々。
うちなぁや、昔(んかしぇー)、アマミチュー、シニリチューんでぃ言(いゆ)る御神加那志(うかみがなしー)ぬ治(をぅさ)みみそーちゃんでぃ言(いゆ)る、伝話(ちてーばなし)んあいびん。
やいびーしが、文明ぬ伝(ちた)わいしとぅまじゅん、平和(ふぃーわ)ぬ国、うちなぁん、たった、乱(みだ)り世(ゆー)なてぃ行ちゃびーたん。

うちなぁや、唐(とー)とぅぬ、御取(うとぅい)けーぬあてぃ、琉球(るーちゅー)ぬ国ないびたしが、くりまでぃ、まぎさる国ぬ言(いゅ)るまま、なびかんでーないびらんたん。
始(はじ)みぬ尚氏尚巴志(しょーししょーはし)ぬ世(ゆー)に、うちなぁや、色々(いるいる)な国とぅ取(とぅい)ふぃれー行(うくな)てぃ、数多(あまた)ぬ宝、持(む)ちゅる事(くとぅ)ないびたん。
うりから金丸(かなまる)、後(あとぅ)ぬ尚円王(しょーゐんをー)ぬ世(ゆー)から四百年(しひゃーくにん)ぬ間(うぇーだ)、琉球(るーちゅー)ぬ国(くねー)、ウランダまでぃ、うぬ名(なー)ぬ豊(とぅゆ)まりーる国、ないびたん。
やいびーしが、うぬ栄(さけー)とーる後居(くしをぅ)てー、如何(ちゃー)まぎさる国ぬ言(いゅ)し聞(ち)かんでーないびらんたん。
例(たとぅ)いどぅんしぇー、唐(とー)とぅぬ、冊封(さっぷー)、また、千六百九年(しんるっぴゃくくにん)、薩摩に攻(し)みらってぃ、琉球(るーちゅー)や薩摩ぬ、かげー内(うち)ないびたん。
あんし、明治十二年(じゅーににん)から昭和二十年(にじゅーにん)までぃぬ六十六年(るくじゅーるくにん)、うぬ間(うぇーだー)、日本国ぬかげー内(うち)ないびたん。
うぬ後(あとぅ) 二十七年(にじゅーしちにん)ぬ間(うぇーだ)、アミリカぬかげー内(うち)。あんし、また、日本国ぬ元(むとぅ)んかい。

今迄(なままでぃ)、くま、うちなぁぬ昔(んかし)からぬ慣(な)れー、また、能羽(ぬふぁ)・芸能(じーぬー)、言葉(くとぅば)ぬ数々(かじかじ)。 うり絶(てー)らんしぇー、何(ぬー)んでぃちが?
うれー分かとーいびん。
くぬ国(くねー)、人(ちゅ)、人間(にんじん)ぬ生(ぅん)まりーる、大昔(うーんかし)から、てぃーだとぅ、海ぬ、見守(みーまん)とーる、平和(ふぃーわ)ぬ国やくとぅるやいびん。
あんさびー事(くとぅ)、なー、今(なま)からー、くぬ平和(ふぃーわ)ぬ国、他所国(ゆすぐに)ぬ戦(いくさ)ぐとぅっし、傷付(きじち)きーしぇー、やみてぃ呉(くぃ)みそーり。

大昔(うーんかし)、人(ちゅ)、人間(にんじん)や生(ぅん)まりとーいびーしが、うりやかん、くぬ国や古く、また、深さいびん。
くぬ国や、本当(ふんとー)や平和(ふぃーわ)やんでぃ言(いゅ)る事(くとぅ)、分かてぃうたびみしぇーる人(ふぃとぅ)ぬめんしぇーる限(かじ)れー、 うちなぁぬ昔(んかし)からぬ慣(な)れー、また、能羽(ぬふぁ)・芸能(じーぬー)、言葉(くとぅば)ぬ数々(かじかじ)ぬ絶(てー)ゆる事(くとー)、無(ねー)やびらん。
地球ぬ歴史ぬ中居(をぅ)てぃ、人(ちゅ)、人間(にんじん)ぬ歴史んでぃ言(いゅ)しぇー、ただぬ、一時(いっとぅち)やいびん。
御総様(ぐすーよー)、平和(ふぃーわ)ぬ国くま、うちなぁ、大切(てーしち)にし呉(くぃ)みそーり。
また、御総様(ぐすーよー)ぬ平和(ふぃーわ)願(にが)いる心(くくる)ん大切(てーしち)にし呉(くぃ)みそーり。

平和(ふぃーわ)ぬ想(うむ)い、歌に込(く)みてぃ、くま、西原(にしばる)から、今(なま)、世界(しけー)んかい、平和(ふぃーわ)願(にが)いる心(くくる)、届(とぅどぅき)きやびら。

昔、海のかなたにある、ニライカナイから、神々が訪れ、誕生したという沖縄。
青く澄んだ南海の風と輝く太陽の光に抱かれて浮かぶ島々沖縄はかつて伝説の王アマミキオによって治められていたと言われています。
しかし、文明の光が差しこむにつれ、平和の邦、沖縄も動乱の時期が訪れました。

沖縄は中国との国交により琉球王国となりましたが、今日まで世界の大国に翻弄されてきました。
沖縄は第一尚家尚巴志時代に輝かしい大交易時代を迎えました。
そして、第二尚家尚円王の時代に400年及び繁栄した、大琉球王国が誕生しました。
でも、その影では常に大国の脅威にさらされて来ました。
冊封体制、薩摩支配、琉球処分、アメリカ統治、本土復帰。沖縄復帰のハズなのに。

歴史の中で、沖縄独自の風習や伝統芸能・文化がなぜ息絶えないのか。答えは 決まっています。
この邦は、人類が生まれる以前の太古から太陽と海に囲まれた平和の邦だからです。
どこかの邦の争いごとで、この平和の邦を傷つけるのはやめてください

人類の歴史よりもこの邦はずっと深いのです。
この邦の「平和」と言う鼓動に共感している人がいる限り、沖縄の風習や伝統芸能・文化が息絶えることはないのです。
地球の歴史のほんの一瞬の人類の歴史。 
皆さん、平和の邦、沖縄を大切にしてください。
そして、皆さんの心も大切にしてください。

平和の心を歌に重ねて、今世界へ、ここ西原から平和の想いを送りましょう。

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