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トーフグヮービラ
種類 | 未指定文化財 |
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所在 | 西原町字池田 |
トーフグヮービラ(豆腐小坂)は、近代に入るまでは西原間切池田から首里弁ヶ嶽へ上る唯一の旧道であった。この坂道の土質はクチャ(泥岩)からなっており、土が乾燥するとまるで豆腐の角切りに似ていることからそう呼ばれるようになった。
1903(明治36)年ごろ、この道の迂回路として俗称「ハナブサマガヤー(花房曲り)」が開通するまで、首里の鳥堀・赤田・崎山へ上がる南まわりの道路として西原の海側集落の人々や中城村の伊集・津覇・和宇慶方面の人々が首里の汀志良次マチ(市場)へ野菜や魚、塩などを売りに行く道となっていた。
1960年代ごろまでは首里への近道として利用されていたが、現在このトーフグヮービラは、1984(昭和59)年の沖縄自動車道の開通に伴い一部が分断され、通行不能となっている。
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