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桃原の石獅子

ページID:0001020 更新日:2025年2月3日更新 印刷ページ表示

桃原の石獅子

表1
種類 未指定文化財
所在 西原町字桃原

1996(平成8)年3月8日、西原町字桃原の古島付近での宅地造成中に地中1~1.5メートル地点から石獅子2基が100年余ぶりに掘り出された。

いい伝えによると、かつて桃原上古島には呉屋集落方面に向けて石獅子を安置していたが、たびたび夜中に呉屋集落の青年らがきて、石獅子の向きを変えたりしたのでよそに持っていかれるのを恐れ、この石獅子2基を地中に埋めたという。
2基とも珊瑚石灰岩で造られ、全体に朱に塗られた跡がある。大きさは若干差があり、大きいのは高さ55センチ、長さ74センチ、幅30センチ。小さい方は高さ52センチ、長さ68センチ、幅33センチである。

沖縄の集落にはヒーゲーシ(火返し)のクムイが掘られ、集落入口には魔除け・フーチゲーシ(流行病除け)として石獅子が安置された。

桃原でも天然痘やイリガサー(はしか)が流行したので、石獅子を仕立てたといわれる。この2基の石獅子は桃原集落の歴史を今に語るとともに、貴重な文化財である。

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