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棚原グスク
種類 | 未指定文化財 |
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所在 | 西原町字棚原 |
棚原グスクは、およそ14世紀~15世紀に属するグスク跡で、棚原集落の北北西 約300メートルにあり、標高130~150メートルの石灰岩丘陵上に位置している。
『琉球国由来記』(1713年)に見える「棚原城之殿」の平場が、このグスクの主郭と思われる。グスク内はススキや樹木が繁茂し、どのような曲輪構成をとっているのか判然としない。平場の北から西及び南側にかけて断崖となり、自然の難所をうまく利用して造ったグスクである。平場を試掘調査したところ、グスク土器・輸入陶磁器・カンギクなどの遺物が出土した。
グスクの北側下方には、宇地泊川の上流が流れて大きな谷間をつくり、北から侵入を許さない。南側の緩やかな斜面部には、現在の棚原集落が展開している。
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