西原町はこれまで、平成12年3月に策定した「西原町都市基本計画」(都市計画マスタープラン)に基づきながら、計画的かつ段階的に“文教のまち”としてふさわしい機能配置や庁舎等複合施設の移転計画、中城湾港沿いのマリンタウン整備などを積極的に進めてきました。
しかし策定から約10年が経過し、人口減少や少子高齢化、環境問題の顕在化、安全・安心ニーズの高まり、地方分権化の進展など社会が大きく変化する中で、まちづくりの方向も時代潮流に合わせて見直すことが必要となっています。
こうした状況を踏まえ、長期にわたって町民が安全に安心して快適な生活が送れるよう、また、都市の持続的発展のため、本町のめざすべき将来像を描く「西原町都市計画マスタープラン」を見直しました。
「都市計画マスタープラン」は、都市計画法に「市町村の都市計画に関する基本的な方針」として位置付けられており、市町村が住民の意見を反映しつつ将来のまちのあるべき姿やまちづくりの基本的な方向性をわかりやすく示す計画です。
本計画は平成22年を基準年次とし、目標年次を平成42年、中間年次を平成32年とします。
※ 平成42年における目標人口は37,000人とします。
本町はこれまで、「西原町都市基本計画」に基づき、段階的にまちづくりを進めてきました。
そして現在、庁舎等複合施設の建設事業や大規模商業店舗の誘致なども実現し、次段階の第4段階へ進む機運が高まっています。
今後は、町内にある多様な機能と、その連携を支える中心核がバランスよく配置され、持続的に発展する都市を目指します。
将来都市構造は、町全体の特徴や骨格を空間的かつ概念的に表すことで、将来の都市の姿をわかりやすく示すものです。
本計画では、各地域の特性を活かしつつ都市としての一体性のあるまちづくりを推進し、将来都市像を実現するため、2つの都市拠点、5つのエリア区分、6つの骨格軸を設定します。
厳しい財政状況のもとで町民ニーズに的確に対応した住みよいまちをつくるためには、町民、事業者、行政が「目指すまちの姿」を共有し、それぞれの役割を分担することに加え、様々な立場を超えて、互いに協力、連携し、協働でまちづくりを進めていくことが重要です。 そのために、町民、事業者、行政がまちづくりの課題を共有し、知恵と労力を提供しあいながらまちづくりを進める住民参加のしくみを構築し、連携の強化を図ります。
都市整備課 都市計画係 TEL:098-945-4496