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西原中山家文書

西原中山家文書
種類 西原町指定有形文化財(古文書)
指定日 1987(昭和62)年8月7日
所在 西原町字嘉手苅

同文書は、1976(昭和51)年9月に沖縄県文化財保護審議会第二専門部会のメンバーらが、内間御殿調査のため字嘉手苅の中山家を訪れた際に存在が確認された。

代々内間御殿の御殿守を務め、かつ御殿の祭祀を司ってきたノロ家である中山家に所蔵されている古文書は、総称して「西原中山家文書」という。これらの古文書は、18世紀~19世紀にかけて記録されたもので、公文書と中山家の私文書の2種類からなっている。

『内間之御殿由来記』、『内間東江御殿御祭之次第』、『御番人江申渡書附』、『内間東江之御殿宣徳御香炉御飾帳』の4冊は首里の大美御殿から御殿守である中山家へあてた公文書で、内間御殿の創建、由来、年中祭祀などについて記述されている。
『のろ御代合之時例帳』、『内間乃ろくもい并おみけ御神根神居神御立願所日記』、『のろこもへ并根神居神御代合之時例帳』、『御真筋日記』の4冊は中山家の私文書で、中山家で執り行った内間ノロの代合(継承)や御殿に関わる祭祀の仕様などについて記録されている。

中山家文書は単に、内間御殿の沿革や祭祀の記録にとどまらず、宗家を中心とした当時のムラ単位の祭祀の仕様や実態を知るうえで極めて重要な資料である。

文書名 法量 料紙 料紙形状及び紙数 年代
1

内間之御殿由来記

23.3×19.6

藁紙

堅紙1冊(26丁)

1760年

2

内間東江御殿御祭之次第

23.0×19.3

藁紙

堅紙1冊(15丁)

1760年

3

御番人江申渡書附

26.3×19.0

楮紙

堅紙1冊(3丁)

1798年

4

内間之御殿宣徳御香炉御飾帳

28.5×20.0

楮紙

堅紙1冊(3丁)

1864年

5

のろ御代合之時例帳

26.8×20.0

楮紙

堅紙1冊

(16丁)

1762年

6

内間乃ろくもい并おみけ御神根神居神御立願所日記

26.5×20.0

楮紙

堅紙1冊(17丁)

1814年

7

のろこもへ并根神居神御代合之時例帳

26.0×19.0

楮紙

堅紙1冊(12丁)

1896年

8

御真筋日記

26.5×19.1

楮紙

堅紙1冊(16丁)

1903年

中原中山家文書(補修前)
中原中山家文書(補修前)
「内間之御殿由来記」
「内間之御殿由来記」

「内間東江御殿御祭之次第」
「内間東江御殿御祭之次第」

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