はしかや百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)をつくり、それを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを、予防接種といいます。
「予防接種」に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。
すべての病気に対してワクチンがつくれるわけではなく、細菌やウイルスなどの性質によってできないものもあります。
予防接種法に基づいて、市町村の責任において行われるもので、公費(無料)接種です。 対象予防接種の種類、接種年齢も決まっています。ただし対象年齢をはずれて、接種されたものは定期接種とはみなされず、自己負担となる場合もあります。
定期予防接種 | ||
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ジフテリア(D) | 百日せき(P) | 破傷風(T) |
急性灰白髄炎[ポリオ](IPV) | 麻しん[はしか](M) | 風しん[三日はしか](R) |
日本脳炎 | 結核(BCG) | ヒブワクチン |
小児肺炎球菌[7価結合型] | 子宮頸がん[HPV] | 水痘(みずぼうそう) |
B型肝炎[HBV] | ロタウイルス(※) ※令和2年10月1日より定期予防接種となります |
海外渡航のための予防接種について(厚生労働省検疫ホームページ)(外部サイト)
種類 | 対象年齢 | 回数 | 間隔等 | ||
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個 別 |
DPT-IPV (4種混合ワクチン) D‥ジフテリア P‥百日咳 T‥破傷風 IPV‥不活性ポリオ |
I期 | 初回 生後2ヶ月~7歳半未満 (標準:2か月~1歳) |
3回 | 20日以上の間隔をおく (標準:20~56日の間隔) |
追加 初回接種(3回目)の後 1年~1年半後 |
1回 | ||||
II期 | 11歳から13歳未満 | 1回 | |||
MR 麻疹(はしか) 風疹(三日はしか) |
Ⅰ期 | 1歳~2歳未満 | 1回 | ||
Ⅱ期 | 小学校就学前の1年間 | 1回 | |||
日本脳炎 | Ⅰ期 | 初回 6ヶ月~7歳半未満 (標準:3歳) |
2回 | 6日以上の間隔をおく (標準:6~28日の間隔) |
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追加 初回接種(2回目)の後 6か月以上の間隔をおく |
1回 | (標準:おおむね1年後) | |||
Ⅱ期 | 9歳~13歳未満(標準:9歳) | 1回 | |||
ヒブワクチン | 生後2か月~6か月で接種開始 | 初回:3回 追加:1回 |
初回:27日以上の間隔をおく(標準27~56日の間隔) ※初回接種は1歳になる前までに終えること 追加:初回終了後、7か月以上の間隔をおく(標準:7~13か月の間隔) |
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生後7か月~11か月で接種開始 | 初回:2回 追加:1回 |
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1歳~5歳未満 | 1回 | ||||
小児用肺炎球菌ワクチン | 生後2か月~6か月で接種開始① | 初回:3回 追加:1回 |
初回:生後24月に至るまでの間に27日以上。 但し2回目以降の接種が生後12月を超えた場合、3回目の接種は行わない。 追加:初回終了後、60日以上の間隔をおき、1歳を終えて接種 |
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生後7か月~11か月で接種開始② | 初回:2回 追加:1回 |
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1歳~2歳未満 | 2回 | 60日以上の間隔をおく | |||
2歳~5歳未満 | 1回 | ||||
水痘 | 1歳~3歳未満 | 2回 | 3か月以上の間隔をおく | ||
BCG | (標準:生後5か月~1歳未満) | 1回 | |||
B型肝炎 | 1歳に至るまでの間にある者 | 初回:2回 | 27日以上の間隔をおく | ||
追加:1回 | 初回1回目の接種から139日以上の間隔をおく | ||||
ロ タ ウ イ ル ス |
ロタリックス | 生後6週0日後~24週0日後 | 2回 |
令和2年8月1日以降生まれで、令和2年10月1日(木)以降に接種した場合は定期接種。 27日以上の間隔をおく ※1回目は生後14週6日後までに接種すること。 ※原則として1回目に接種した同一のワクチンで接種すること |
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ロタテック | 生後6週0日後~32週0日後 | 3回 |
○従来のワクチン接種間隔に関しては、生ワクチンを接種してから次回接種まで27日以上、不活化ワクチンを接種してから次回接種まで6日以上の間隔をあけなければならない制限がありましたが、
定期接種実施要領の改正に伴い、令和2年10月1日から接種間隔の一部が見直されることとなりました。
令和2年10月1日以降は、注射生ワクチン接種後の注射生ワクチン接種においてのみ27日以上の間隔をあけることとし、その他の接種間隔の制限はなくなりました。
ただし、あくまでも「異なるワクチンの接種間隔」における見直しであり、同一ワクチンを複数回接種する場合の接種間隔の制限は従来通りです。
予防接種(改正後の接種間隔イメージ図)【PDF:126KB】
「予診票ダウンロード」から予診票をダウンロードすることもできます。
以下に該当すると思われる人は、主治医がいる場合には必ず前もって診ていただいて予防接種を受けるかどうかをご判断いただき、受ける場合にはその医師のところで行うか、あるいは診断書又は意見書をもらってから予防接種に行きましょう。
1ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱、接種局所の発赤・腫脹(はれ)、硬結(しこり)、発疹などが比較的高い頻度(数%から数十%)で認められることがあります(各病気の「ワクチンの副反応」の項を参照)。 通常、数日以内に自然に改善するので心配は不要です。
予防接種を受けたあと、接種局所のひどいはれ、高熱、ひきつけなどの症状があったら、医師の診察を受けてください。
お子さんの症状が予防接種後副反応報告基準に該当する場合は、医師から市町村長へ副反応の報告がされます。
ワクチンの種類によっては、極めてまれ(百万から数百万人に1人程度)に脳炎や神経障がいなどの重い副反応が生じることもあります。
このような場合に厚生労働大臣が予防接種法又は結核予防法に基づく定期の予防接種によるものと認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。
(参考)紛れ込み反応
予防接種を受けたしばらく後に、何らかの症状が出現すれば、予防接種が原因ではないかと疑われることがあります。
しかし、よく検査をすると、たまたま同じ時期に発症した他の感染症などが原因であることが明らかになることもあります。
これを「紛れ込み反応」と言います。
万が一健康被害が生じた時はどうなるの?
定期予防接種による健康被害が生じた場合に、厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済制度の給付の対象となります。
任意接種を受け健康被害が生じたときはPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)による救済制度があります。
※このリストに掲載されていない医療機関でも、県内他地区の医師会に加入し、予防接種受託医療機関であれば予防接種は可能です。 その場合は必ず医療機関へ確認し、予約してください。
予防接種を受ける際に必要な予診票は、接種履歴を確認し対象時期にご自宅へ郵送しております。
親子健康手帳の予防接種履歴にて未接種の場合で、定期接種の対象期間であれば、こちらからダウンロードしてご使用いただくこともできます。
※予防接種は、体調が良い時に受けるのが原則です。ご利用は必ず体調の良い時に!
※以下それぞれをクリックするとPDF形式でダウンロードできます。
① Hib予防接種予診票【PDF】
② 肺炎球菌予防接種【PDF】
③ B型肝炎予防接種予診票【PDF】
④ 四種混合予防接種予診票【PDF】<ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ>
⑤ ポリオ予防接種予診票【PDF】
⑥ BCG接種予診票【PDF:78KB】
⑦ MR予防接種予診票(12~24月用)【PDF】<麻しん・風しん>
MR予防接種予診票(5~6歳用)【PDF】<麻しん・風しん>
⑧ 水痘症予診票(12~36月用)【PDF】
⑨ 日本脳炎予防接種予診票(7歳半未満用)【PDF】
日本脳炎予防接種予診票(9歳~13歳未満用)【PDF】
日本脳炎予防接種予診票(特例)【PDF】
⑩ DT予防接種予診票(11歳~13歳未満用)【PDF】<破傷風・ジフテリア>
⑪ ロタウイルス予防接種予診票【PDF】※令和2年8月1日生まれで、令和2年10月以降の定期接種用
⑫ ヒトパピローマウイルスウイルス感染症予防接種予診票【PDF】
⑬ 五種混合予防接種予診票<四種混合+Hib>【PDF】
福祉部 こども課 母子保健係
TEL:098-945-5311