ティラサガーは、小波津集落より北東、県営西原団地の南側にあり、集落のウブガー(産井泉)である。正月の若水もそこから汲む。この井泉は、どんな旱魃でも涸れたことがなく、以前まで小波津集落の共同井戸や、西原中学校の用水摂取池として使われていた。 『遺老説伝』(18世紀前半)には、チチンタ(津記武多)按司の夫人がティラサガーで髪を洗ったと記載されている。
文化課