種類 | 未指定文化財 |
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所在 | 西原町字小那覇 |
小那覇公民館近くの三叉路をなした集落道に囲まれた場所にある。拝所敷地内に入ると右手に南向きの建物があり、中には火の神と集落の獅子が安置されている。
『琉球国由来記』(1713年)に小那覇にある殿として「寄揚森殿」がみえ、これがセーグチジョーであろう。祭壇には小那覇火神が祀られ、5月ウマチーや6月ウマチーには、かつて内間ノロによって祭祀が執りおこなわれた。
小那覇で最も古い門中は、セーグチ(才口)門中といわれ、そこが集落のタチクチ(創始家)、クニムトゥ(国元)であるという。かつて、セーグチ門中の宗家屋敷のある一帯まで波が打ち寄せる海岸線だったといわれ、門中名のセーグチも潮口(河口の意)に由来するという。