海外移住者子弟研修生

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移民
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2014年度
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移住

  1899年、沖縄県から始めての移民26人が送り出されたが、その中に西原出身者が1 人含まれていた。それ以来、1941年までの西原村出身者の海外旅券下付数は2,524にのぼり、出移民の多い村であることが窺がえる。
 移住国(地域)は、ハワイ、北米、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、フィリピン、メキシコ、カナダ、シンガポール、ニューカレドニア島、大洋島、南洋群島で、移住者の割合をみると、ハワイが首位で全体の約46%を占め、第2位はペルーの約24%、第3位はブラジルの約19%で、この3カ国で全体の約89%を占める。その他にアルゼンチン4%、フィリピン3%、メキシコ2%、北米1%、カナダ0.16%、シンガポール0.16%、ニューカレドニア島0.12%、大洋島0.12%と続く。
 しかし、多くの移住先駆者たちが大きな夢を抱いて海外に雄飛したものの、移住先での自然環境、言語、風俗習慣等の違いによる苦労は筆舌に尽くせぬものであったといわれるが、不撓不屈の精神で苦難の時代を乗り越え、異国の地に生活の基盤を確立し、西原町人の海外での発展の基礎を築いた。
 また、第二次世界大戦時は、移住地で敵国民扱いされて捕虜収容所送り・資産凍結といった処置を受け、辛い経験を強いられた。それでも苦難に耐え、戦後は、戦災により荒廃した郷里のために救援物資を送るなど沖縄の戦後復興のために多大なご尽力をいただいた。現在、2世、3世、4世の時代を迎えているが、西原出身者は、各国で、いろんな分野でめざましい活躍をしている。
 このような在外町人の活躍は、母町にとって大きな誇りであるとともに、国際化時代の今日、国際交流事業を進めていく上で、その担い手として重要な役割を果たしている。そこで、本町では、今後とも母町と在外西原町人との紳を深め、なお一層間際交流を進展させる為に1990年から西原町海外移住者子弟研修生受入事業を実施し、ブラジル、ペル一、アルゼンチンの3カ国から毎年研修生を受け入れている。