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子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)について

更新日 令和3年12月22日

 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種は、平成25年6月14日から積極的な勧奨を行っていませんでした。

 しかし、令和3年11月26日付、厚生労働省健康局長より「最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められた。今後の対応の方向性も踏まえつつ、積極的な勧奨を差し控える状態を終了させることが妥当」との通知に伴い、同日に平成25年6月14日の通知が廃止されました。

 つきましては、HPVワクチン予防接種における積極的な勧奨を令和4年4月から再開することになりました。

 なお、今年度該者の方で、接種を希望される場合は、必ずHPVワクチンの効果や接種後の副反応などについて医師から説明を受け、十分に理解した上で接種してください。

※下記リーフレットの内容は、厚生労働省で改訂が検討されています。

ヒトパピローマウイルス感染症(厚労省HP)(外部リンク)
9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)【PDF:791KB】
9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版)【PDF:695KB】
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)【PDF:3,435KB】
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)【PDF:4,034KB】
キャッチアップ接種リーフレット【PDF:2,103KB】

費用

全額公費負担(無料)

※対象年齢外の方は、全額自己負担になります。

「子宮頸がん」と「ヒトパピローマウイルス」

 子宮頸がんは、子宮の頸部(入り口)にできるがんで20~30代の若い世代で増加傾向にあり、日本では年間約9,800人近くの方が発症し、約3,500人の方が死亡しています。 子宮頸がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、しばしば発見が遅れてしまいます。
 子宮頸がんの原因にはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは主に性行為により感染し、多くの女性が感染するごくありふれたウイルスです。 HPVには100種類以上のタイプがあり、その内の15種類が子宮頸がんの原因となる発がん性HPVに分類されます。
 HPVは感染しても多くの場合、感染は一時的でウイルスは自然に排除されますが、HPVが排除されずに感染が長く続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんを発症すると考えられています。
 ワクチンは体内に抗体をつくり、HPVの感染を防止します。ワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる16型と18型の2つのタイプに予防効果があるとされています。

対象者

小学6年生から高校1年生相当の女子(標準接種年齢は中学1年生)

注意事項

  1. お子さんの健康状態をよく理解されている保護者が同伴してください。
  2. 妊娠中若しくは妊娠している可能性がある場合には原則接種できません。
  3. ワクチンの効果や安全性等を理解したうえで接種してください。また、医師からの説明も受け、必ず納得したうえで接種してください。
  4. 原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めします。
  5. 高校1年生の方は有効期限が令和4年3月31日となります。接種を希望する場合は、ワクチンによっては、4ヵ月で接種完了が可能な場合もありますので主治医とご相談ください。

接種スケジュール

 ワクチンには『サーバリックス』と『ガーダシル』と『シルガード』の3種類あり、それぞれの接種スケジュールは下記のとおりです。原則として、同一のワクチンでの接種となります。

子宮頸がん予防ワクチンの接種についてのリスク

比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られています。
ワクチン接種後にみられる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。

発生頻度ワクチン:サーバリックスワクチン:ガーダシル
50%以上注射部の痛み・発赤・腫れ、疲労感注射部の痛み
10%~50%未満痒み、腹痛、筋痛・関節痛、頭痛 など注射部の腫れ、紅斑
1%~10%未満じんま疹、めまい、発熱 など注射部の痒み・出血・不快感、頭痛、発熱
1%未満注射部の知覚異常、しびれ感、全身の脱力注射部の硬結、手足の痛み、筋肉のこわばり、腹痛・下痢
頻度不明手足の痛み、失神、リンパ節の炎症 など疲労・倦怠感、失神、筋痛・関節痛、嘔吐 など

 まれに重い症状が報告されています。

 これまでに報告のあったその他の重い副反応については次のとおりです。
 ・アナフィキラシー:呼吸困難、じんま疹などを症状とする重いアレルギー
 ・ギラン・バレー症候群:両手・足の力の入りにくさなどの症状とする末梢神経の病気
 ・急性散在性脳脊髄炎(ADEM):頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状とする脳などの神経の病気

接種に必要なもの

  1. 健康保険証など、接種を受ける人の住所・生年月日が確認できるもの。
  2. 親子(母子)健康手帳
  3. 予診票

ワクチン接種後の注意

 ワクチン接種後に体調の変化があった場合には、すぐに医師に相談してください。
注射を刺した直後から、強い痛みやしびれなどが生じた場合は、すぐに申し出てください。 また、ワクチン接種後に、注射による痛みなどをきっかけとして失神をすることもありますので、接種後30分程度は、イスに座るなどして様子をみるようにしてください。
 副反応によって医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害が残るなどの健康被害が生じる場合には、法律に基づく救済が受けられます(※3)。
(※3)救済を受けるには、健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因によるものなのかを、専門家からなる国の審議会で審議し、認定される必要があります。

子宮頸がん予防ワクチン相談窓口について

厚生労働省(感染症・予防接種相談窓口)

厚生労働省では、HPVを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談を受け付けています。

TEL
03-5276-9337
受付日時
月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始除く)

不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき

医療、救済等に関すること
保健医療部地域保健課結核感染症班 TEL:098-866-2215
学校生活に関すること
教育庁保健体育課健康体育班 TEL:098-866-2726

接種後に健康に異常があるとき

まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
子宮頸がん予防ワクチンの予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関が各都道府県に設置されています。沖縄県においては、琉球大学病院が協力医療機関となっています。

琉球大学病院(麻酔科)
TEL:098-895-3331

健康被害救済制度について

定期接種

予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)(外部リンク)

子宮頸がん予防ワクチンに関する留意事項

 ワクチンは、HPV16型と18型の感染による子宮頸がんの発症を防ぐことはできますが、全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。 そのため、ワクチンを接種していても、20歳を過ぎたら、子宮頸がん検診を受ける必要があります。 また、接種前に感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治したりする効果はなく、あくまで接種後のHPV16型、18型の感染を防ぐものです。

西原町子宮頸がん検診について

お問い合わせ

福祉部 こども課 TEL:098-945-5311

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