平和音楽祭2010 平和宣言
平和の邦からのメッセージ
昔、海ぬ彼方ニレーカネーから、御神々ぬ、うちぇーんそーち、御作いに、なみそーちゃんでぃち、言っとーいびーる、くま、うちなぁ。
青ってーんし澄どーいびーる南ぬ海ぬ風とぅ、てぃだぬ光んかい抱かってぃ浮上がゆる島々。
うちなぁや、昔、アマミチュー、シニリチューんでぃ言る御神加那志ぬ治みみそーちゃんでぃ言る、伝話んあいびん。
やいびーしが、文明ぬ伝わいしとぅまじゅん、平和ぬ国、うちなぁん、たった、乱り世なてぃ行ちゃびーたん。
うちなぁや、唐とぅぬ、御取けーぬあてぃ、琉球ぬ国ないびたしが、くりまでぃ、まぎさる国ぬ言るまま、なびかんでーないびらんたん。
始みぬ尚氏尚巴志ぬ世に、うちなぁや、色々な国とぅ取ふぃれー行てぃ、数多ぬ宝、持ちゅる事ないびたん。
うりから金丸、後ぬ尚円王ぬ世から四百年ぬ間、琉球ぬ国、ウランダまでぃ、うぬ名ぬ豊まりーる国、ないびたん。
やいびーしが、うぬ栄とーる後居てー、如何まぎさる国ぬ言し聞かんでーないびらんたん。
例いどぅんしぇー、唐とぅぬ、冊封、また、千六百九年、薩摩に攻みらってぃ、琉球るーちゅーや薩摩ぬ、かげー内うちないびたん。
あんし、明治十二年じゅーににんから昭和二十年にじゅーにんまでぃぬ六十六年るくじゅーるくにん、うぬ間うぇーだー、日本国ぬかげー内うちないびたん。
うぬ後あとぅ 二十七年にじゅーしちにんぬ間うぇーだ、アミリカぬかげー内うち。あんし、また、日本国ぬ元むとぅんかい。
今迄なままでぃ、くま、うちなぁぬ昔んかしからぬ慣なれー、また、能羽ぬふぁ・芸能じーぬー、言葉くとぅばぬ数々かじかじ。
うり絶てーらんしぇー、何ぬーんでぃちが?
うれー分かとーいびん。
くぬ国くねー、人ちゅ、人間にんじんぬ生ぅんまりーる、大昔うーんかしから、てぃーだとぅ、海ぬ、見守みーまんとーる、平和ふぃーわぬ国やくとぅるやいびん。
あんさびー事くとぅ、なー、今なまからー、くぬ平和ふぃーわぬ国、他所国ゆすぐにぬ戦いくさぐとぅっし、傷付きじちきーしぇー、やみてぃ呉くぃみそーり。
大昔うーんかし、人ちゅ、人間にんじんや生ぅんまりとーいびーしが、うりやかん、くぬ国や古く、また、深さいびん。
くぬ国や、本当ふんとーや平和ふぃーわやんでぃ言いゅる事くとぅ、分かてぃうたびみしぇーる人ふぃとぅぬめんしぇーる限かじれー、
うちなぁぬ昔んかしからぬ慣なれー、また、能羽ぬふぁ・芸能じーぬー、言葉くとぅばぬ数々かじかじぬ絶てーゆる事くとー、無ねーやびらん。
地球ぬ歴史ぬ中居をぅてぃ、人ちゅ、人間にんじんぬ歴史んでぃ言いゅしぇー、ただぬ、一時いっとぅちやいびん。
御総様ぐすーよー、平和ふぃーわぬ国くま、うちなぁ、大切てーしちにし呉くぃみそーり。
また、御総様ぐすーよーぬ平和ふぃーわ願にがいる心くくるん大切てーしちにし呉くぃみそーり。
平和ふぃーわぬ想うむい、歌に込くみてぃ、くま、西原にしばるから、今なま、世界しけーんかい、平和ふぃーわ願にがいる心くくる、届とぅどぅききやびら。
訳
昔、海のかなたにある、ニライカナイから、神々が訪れ、誕生したという沖縄。
青く澄んだ南海の風と輝く太陽の光に抱かれて浮かぶ島々沖縄はかつて伝説の王アマミキオによって治められていたと言われています。
しかし、文明の光が差しこむにつれ、平和の邦、沖縄も動乱の時期が訪れました。
沖縄は中国との国交により琉球王国となりましたが、今日まで世界の大国に翻弄されてきました。
沖縄は第一尚家尚巴志時代に輝かしい大交易時代を迎えました。
そして、第二尚家尚円王の時代に400年及び繁栄した、大琉球王国が誕生しました。
でも、その影では常に大国の脅威にさらされて来ました。
冊封体制、薩摩支配、琉球処分、アメリカ統治、本土復帰。沖縄復帰のハズなのに。
歴史の中で、沖縄独自の風習や伝統芸能・文化がなぜ息絶えないのか。答えは 決まっています。
この邦は、人類が生まれる以前の太古から太陽と海に囲まれた平和の邦だからです。
どこかの邦の争いごとで、この平和の邦を傷つけるのはやめてください
人類の歴史よりもこの邦はずっと深いのです。
この邦の「平和」と言う鼓動に共感している人がいる限り、沖縄の風習や伝統芸能・文化が息絶えることはないのです。
地球の歴史のほんの一瞬の人類の歴史。
皆さん、平和の邦、沖縄を大切にしてください。
そして、皆さんの心も大切にしてください。
平和の心を歌に重ねて、今世界へ、ここ西原から平和の想いを送りましょう。