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与那城貝塚

与那城貝塚
種類 未指定文化財
所在 西原町字与那城

与那城貝塚は、1979(昭和54)年に中央公民館のテニスコート建設中に崎原盛善氏(元西原町文化財保護審議委員)によって発見された遺跡である。前年の町中央公民館建設に係る土地造成工事の際に大半が破壊されており、破壊がかなり進んだ途中で確認された遺跡のひとつである。

遺跡の遺物包含層は、主にカンギクを中心とした貝類が混在する土層であった。出土遺物は土器、石器などの人工品がある。出土した遺物の大半が無文の甕(かめ)型の土器である。底部から胴部への立上げ部分がくびれる、「フェンサ下層式土器」と呼ばれる。遺跡の時期は11世紀ごろと考えられる。

また、自然遺物では50種類にも及ぶ貝類と165点の獣魚骨が出土した。これらの自然遺物は、当時の人々の食生活や自然環境を推測する上で重要な資料となる。

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