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イシグスク

イシグスク
種類 未指定文化財
所在 西原町字千原

イシグスクは、字千原にある。琉球大学農学部本館の西側 約300メートルにあり、周辺平野部との標高差が20~30メートルの石灰岩台地に立地している。地元では「イシグスクモー」と呼んでいる。
標高 133メートルの台地頂上部は、人工的に削平されており平場を成していることから、防御された削平地として一種の曲輪であるとの見方もある。
この遺跡は、石灰岩地帯特有の自然の断崖を利用して築かれたグスクであり、イシグスクの機能を考える上で重要なことは、近くに棚原グスクが立地していることである。イシグスクは棚原グスクの北の支城(出城)として築かれた可能性も考えられる。表面踏査では、磨石とグスク土器の破片が数点採集された。

沖縄戦において、米軍に「ロッキークラッグス」、旧日本軍には「142高地」と呼ばれた丘でもあり、米軍にとって最も過酷な戦闘が繰り広げられた場所のひとつでもある。
当遺跡は、2002(平成14)年7月頃、民間の土地造成工事により大部分が破壊されてしまった。

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