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幸地の刻時森(ククジムイ)

幸地の刻時森(ククジムイ)
種類 未指定文化財
所在 西原町字幸地

刻時森とは、幸地集落の南西、アドベンチストメディカルセンター後方にある標高142.7メートルの小高い丘をいう。その形状から古くは「帽子峰」という名で記されている。

刻時森は、尚敬王(1713~1751年)の代に、蔡温がこれまでの漏刻の法が不正確なので改正しようとして、古波津里恒らに命じて、日影と漏刻との関係を観測したところである。

古波津里恒らは1740年2月から翌年の41年10月までの1年8ヶ月ほど観測した。その期間には地元幸地からも動員され、のちにその人はトゥチフカマ(時外間)と呼ばれた。

当時の遺構が、現在でも丘の頂上に残されている。遺構は、頂上部を削平して築かれたもので、四方に切り岸をつけた3メートルを一辺とする方形の平場になっている。

刻時森の周辺は丘陵地帯になっていて一段と高く、さらにここよりひと際高くなった所に平場が構築されているため、東の中城湾の眺望には最適な位置であり、太陽の観測地点として絶好の場所になっている。

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